2025.06.19
5月9日、KSLと近畿大学の髙橋愛典教授のゼミが昨年実施した産学連携プロジェクトの成果が、日本物流学会関西部会にて発表されました。当日はKSLから社長の若林、担当の井上、住野が参加し、取り組みについての内容や目的・意義、そして今回の成果について報告し、参加者の皆様から深い関心をお寄せいただき、活発な議論が交わされました。
【発表テーマと登壇者】
今回の発表では、「物流教育における企業と大学の連携 -コクヨサプライロジスティクスと近畿大学の事例-」と題し近畿大学の髙橋愛典教授が登壇・発表されました。また、本プロジェクトに参加した学生2名、そしてKSLの若林と住野が取り組みに対しての意見を述べました。
【学会参加者の皆様の声】
日本物流学会関西支部に所属する大学教授をはじめ約20名が参加された今回の発表では、KSLと近畿大学の取り組みに対し、以下のような貴重なご意見をいただきました。
・「この時期の取り組みは物流業界への就職活動という面では課題もあるが、産学連携の取り組み時期や期間が意外と難しい中で、後期のこの短期間であれば実現可能だと感じた。」
・「単位化なしで実践的な学びを提供できるため、学生が参加しやすく、質の高い成果が期待できる。」
また、大学側が産学連携に期待していることや抱えている課題について直接お話を伺う機会も得られ、今後の産学連携の進め方に関して非常に貴重な意見交換となりました。
【昨年の産学連携プロジェクトについて】
近畿大学との産学連携プロジェクトは、近畿IDCの見学からスタートしました。学生の皆さんには物流現場を五感で感じて頂き、「新しい物流倉庫のあり方」や「EC通販における新たな物流サービス」など、私たちが日々向き合っているテーマを託しました。チームごとにそれぞれの視点から深く掘り下げた調査・研究を進めていただき、12月の最終報告会では、学生ならではの柔軟な発想や具体的な提案が多数発表されました。
今後も、KSLは持続可能な物流の実現に向け、自社だけでなく物流業界全体の改善を目指し、さまざまな関係者との協力を通じて活動を進めてまいります。